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髪のダメージの仕組みと、トリートメント剤の働きについて述べています。

       〜 damage care 〜

 このページでは、「トリートメント剤の働き」について、ざっくりと書いています。

毛髪のダメージの仕組み

 毛髪の損傷の原因には、以下のようなものがあります。

科学的な原因
 これに該当するのが、パーマやヘアカラーの施術で使用される薬剤です。
 薬剤により髪に異常反応が起こり、元の正常な状態に戻らなくなり、ダメージヘアとなります。

物理的な原因
 これには、以下のような事柄が該当します。

1.摩擦
 「ブラシやクシで無理にとかす」等。
 表面のキューティクルがはがれ、ダメージヘアとなる。

2.紫外線
 日光の紫外線により、毛髪中のシスチンが減少してダメージヘアとなる。

3.
 アイロンやドライヤーのあてすぎ。
 毛髪の主成分・ケラチンタンパク質は熱に強いが、高温での負荷により構造が変化し、ダメージヘアとなる。

 以上のような要因で生じたダメージの進行を防ぐこと、そして、生じたダメージの補修をすることが「トリートメント剤」の仕事になるのです。

トリートメント剤の仕事

1.ダメージの進行を防ぐ
 ・毛髪表面に作用し
     ↓
 ・油脂やシリコーンなどで皮脂を補い
     ↓
 ・カチオン界面活性剤やポリマーで保護膜を作り
     ↓
 ・摩擦抵抗を下げキューティクルを保護する。

※この毛髪表面への働きは、「コンディショナー」
 や「リンス」にもあります。

2.ダメージの補修
 ・毛髪の内部に
     ↓
 ・油分・ppt・保湿剤などを浸透させ
     ↓
 ・壊れた毛髪構造を埋めて
     ↓
 ・水分の保持能力・強度・弾力等の特性を
     ↓
 ・(ある程度)補修する。

※この毛髪の内部構造を補修する働きは、
 「トリートメント剤」独自のものです。