このページでは、「トリートメント剤の働き」について、ざっくりと書いています。
毛髪のダメージの仕組み
毛髪の損傷の原因には、以下のようなものがあります。
● 科学的な原因
これに該当するのが、パーマやヘアカラーの施術で使用される薬剤です。
薬剤により髪に異常反応が起こり、元の正常な状態に戻らなくなり、ダメージヘアとなります。
● 物理的な原因
これには、以下のような事柄が該当します。
1.摩擦
「ブラシやクシで無理にとかす」等。
表面のキューティクルがはがれ、ダメージヘアとなる。
2.紫外線
日光の紫外線により、毛髪中のシスチンが減少してダメージヘアとなる。
3.熱
アイロンやドライヤーのあてすぎ。
毛髪の主成分・ケラチンタンパク質は熱に強いが、高温での負荷により構造が変化し、ダメージヘアとなる。
以上のような要因で生じたダメージの進行を防ぐこと、そして生じたダメージの補修をすることが「トリートメント剤」の仕事になるのです。
トリートメント剤の仕事
1.ダメージの進行を防ぐ
・毛髪表面に作用し
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・油脂やシリコーンなどで皮脂を補い
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・カチオン界面活性剤やポリマーで保護膜を作り
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・摩擦抵抗を下げキューティクルを保護する。
※この毛髪表面への働きは、「コンディショナー」や「リンス」にもあります。
2. ダメージの補修
・毛髪の内部に
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・油分・ppt・保湿剤などを浸透させ
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・壊れた毛髪構造を埋めて
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・水分の保持能力・強度・弾力等の特性を
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・(ある程度)補修する。
※この毛髪の内部構造を補修する働きは、「トリートメント剤」独自のものです。