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毛周期(ヘアサイクル)について解説しています。

      〜 Growth of hair 〜

 脱毛症の予防、そして正しい育毛を実践して頂くため、このページでは髪の成長のメカニズムについて述べておきます。

@ 髪の毛について

 日本人の頭髪は、個人差は大きいですが約10万本あるといわれ、活発な成長期で1ヶ月に約1〜1.2cm伸びます。また、健全な状態でも1日50〜100本抜けます。
 「長髪だと抜ける」「短髪にすると抜けない」は勘違いで、「目立つ」か「目立たない」かの差です。
 ちなみに、頭髪には「紫外線の防御」「衝撃の防御」「毒素・老廃物の排出」という重要な役割があります。すなわち、健康であれば抜け落ちるハズはないのです。

A 発毛のしくみ


 髪は、「毛根」にある「毛球」でつくられます。
 その「毛球」にある「毛乳頭」「毛母細胞」を細胞分裂させ、髪を成長させます。
 そして「毛乳頭」に必要な栄養を送っているのが「毛細血管」です。

B 髪の毛の成長周期

 髪の毛1本1本には自然発毛から自然脱毛(抜毛)まで、ある程度のサイクルがあります。これを 「毛周期」と呼び、1サイクルが約3〜7年といわれ「成長期」「退行期」「休止期」の3段階を繰り返していきます。

 1本1本の髪が「休止期」から「成長期」に移行後、新しい髪と入れ替わるように抜け落ちるのがベストであり、「毛周期」の1サイクルの年数が長い程、脱毛症の危険度が低いといえます。
 「前髪が長くならない」場合は「毛周期」が短期化しているおそれがあります。また、「前髪の伸びが遅い」場合は「万年退行期」というミラクルに近づいているおそれがあります。
 すなわち、「毛周期」の1サイクルを長期化・正常化させることが脱毛症の予防=育毛といえるのです。

     このページのまとめ

血液をサラサラに

 人間の細胞は、血液から栄養をもらい成長します。健康のキーワード「血液サラサラ」は、育毛にも必須の言葉です。
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