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育毛マッサージを図解しております。

     〜 Actual hair growth 〜

 このページでは、育毛剤と育毛マッサージについて述べています。

@ 発毛剤と育毛剤

発毛剤について
 現在、臨床試験で「発毛」が確認されている「育毛剤(発毛剤)」は、下記の三種類しか存在していません。

1.フィナステリド(男性ホルモン抑制剤)
 商品名はプロペシア等。
 元は前立腺肥大・前立腺ガンの治療薬。その副作用で発毛が確認されたため、「育毛剤」として再開発された。
 医師の処方箋が必要。
 副作用としてインポの可能性が指摘される、勝負育毛剤。
 壮年性(男性型)以外の脱毛症・そして女性には効果ナシ。
 M型脱毛症には、ほぼ効果ナシ。理由は「M型脱毛症の原因は男性ホルモンではない」からと推測できる。

2.ミノキシジル(血管拡張剤)
 商品名はリアップ・ロゲイン等。
 元は高血圧の治療薬。その副作用で発毛が確認されたため、「育毛剤」として再開発された。
 副作用としてかゆみ・低血圧等があげられている。
 成分が母乳に出るため、授乳中の母親の使用は禁忌。
 M型脱毛症には、ほぼ効果ナシ。
 内服薬もあるが、「全身発毛」と「重篤な症状」を引き起こす可能性アリ。

3.キャピキシル(アカツメクサ花エキス&アセチルテトラペプチド-3)
 カナダのLUCAS MEYER COSMETICS(ルーカスマイヤーコスメティクス)社が開発した「育毛剤」。
 「育毛効果はミノキシジルの3倍」といわれている。
 副作用は報告されていない。
アカツメクサ花エキス
 別名「レッドクローバー」。
 過去から薬用ハーブとして活用されてきた。
 「男性型脱毛症誘発ホルモンを生成する還元酵素」の阻害効果が確認されている。
アセチルテトラペプチド-3
 4つのアミノ酸で構成され、3つのペプチドと結合しているペプチド化合物。
 強い細胞修復作用を持ち、炎症や火傷等に対して、医学的にも効果があるといわれている。
 上記の作用が毛母細胞を復元し、「育毛環境を整える」といわれている。

その他の育毛剤について
 ここでは、その他の代表的な育毛剤について述べていきます。

1.栄養補給剤
 主にビタミン等を補給する、いわゆる大衆向け育毛剤。
 発毛効果が認められているわけではない。
 悪い商材ではないので、「育毛=脱毛予防」には推奨できる。

2.抗脂漏剤
 代表的な商品はス○ルプD。つまり、抗脂漏剤=シャンプー。
 発毛効果が認められているわけではない。
 悪い商材ではないので、「育毛=脱毛予防」には推奨できる。

3.保湿剤
 含有成分はアロエや海藻エキス等。主に女性向けの育毛剤。
 発毛効果が認められているわけではない。
 悪い商材ではないので、「育毛=脱毛予防」には推奨できる。

円形脱毛症への育毛剤
 現在は、ステロイド以外ありません。
 軽度の症状であれば、ほぼ3〜6ヶ月で自然発毛するため、あせらず時を待つことが賢明です。

アロマオイル
 ここでは、ヘアケアに有効といわれる精油について述べていきます。
 頭皮クレンジングの際に、ホホバオイルに数滴まぜると良いらしいです。
※安価ではないので、オススメはしません。

1.髪の毛の成長促進作用
  ・イランイラン・クラリセージ

2.育毛促進作用
  ・ネロリ・バジル・ローズマリー

3.血行促進
  ・バジル

4.皮脂分泌の抑制
  ・グレープフルーツ・レモン・レモングラス
  ・シダーウッド・ローズウッド

5.脂漏防止
  ・サイプレス・ジュニパー

6.乾燥防止
  ・カモミール・ネロリ・ローズ

馬油
 「馬油」には、殺菌作用と血行促進作用があるといわれています。
 動物性油脂のため、「合う人」と「合わない人」がいますが、筆者・髪人代表土肥学は、この「馬油」を使い始めてから「自分史上最強の毛ヅヤとハリ・コシ」を獲得しています

A 育毛マッサージ

 ここから、本丸ともいうべき「育毛マッサージ」について述べていきますが、あらためまして「育毛」と「発毛」は違います。ですから、ここで述べていく「育毛マッサージ」も「発毛」を約束しているわけではありません。ただし、人体の構造上、「育毛」に必要不可欠な「マッサージ」であると確信しています。
 自分でできる簡単な方法ですので、是非、参考にして地道に「育毛」して下さい。

育毛マッサージROUND1
 両腕をバンザイした状態から、右の手の平を左側頭部のハチ部分に・左の手の平を右側頭部のハチ部分に置きます。



そこから、両手で頭皮を上下に、強すぎず・弱すぎない(中くらいの)力加減でマッサージしていきます。頭皮を「頭頂部に寄せ集めて〜ゆるめて〜」の繰り返しです。
 頭頂部へと血液を送るパイプライン・浅側頭動脈頭頂枝を意識することが大切です。
※帽状腱膜を上下(左右)に動かす筋肉は存在しません。そのため「育毛」に、このマッサージは必須です。

育毛マッサージROUND2
 右手は右側・左手は左側・母指(親指)を後頭部側・残り四指を顔側にして、頭頂部のマッサージです。



 後頭部〜頭頂部〜前頭部と、手を移動させながら、頭皮をやさしく前後に動かします。
 頭蓋骨と帽状腱膜の「ズレ」を感じることが大事です。
※頭頂部には毛細血管しか通っていません。強い刺激は毛細血管を損傷させる可能性があるのでソフトタッチ・ナイスタッチを心がけて下さい。

シャンプー時のマッサージ法
 シャンプー剤は、髪の毛を十分に濡らし → 手の平で十分に泡立て → 後頭部の中央に塗布します。※いきなり頭頂部に塗布してしまうと、すすぎが不十分になりやすく、脱毛につながるおそれがあります。
 後頭部から全頭に泡をいきわたらせたら、育毛マッサージROUND1〜2を気が済むまで繰り返して下さい。十分に汚れを落とせます。
※かいたり、こすったりする必要はありません。
※加齢臭が気になる場合は、「もみあげ〜耳上部〜耳後部〜えりあし」にかけてこすって下さい。
 また、「かゆくてどうしようもない」場合は、(かゆい箇所ではなく)後頭部のみゴシゴシ洗って下さい。不思議とスッキリするはずです。

E M型脱毛症対策

 現代人は「M字ゾーンの血行が悪くなる」=「M型脱毛症になりやすい」という現実に直面しています。
 これは、従来日本人には少なかった「M型脱毛症発症者」の増加と低年齢化が如実に物語っています。
 そして、「M型脱毛症」を発症している人の大多数に、ある身体的特徴があらわれています。
 その特徴とは?・・・・・まだ内緒です。
 「M型脱毛症対策」とは、ズバリ「そうならないようにする」ことです。
 その方法とは?・・・・・まだ内緒です。
 そして、「頭蓋骨肥大」による「額の面積の広大化」を予防するには?
 その方法も、まだ内緒です。

     ↓ このページのまとめ

帽状腱膜は自分で動く気がない

 帽状腱膜は「自分で動こうとしない」かわいげのない奴です。しかし、きちんとかまってあげないとヘソをまげて髪をむしり取ります。 かわいがってあげて下さい。
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