脱毛症の予防とは、生活習慣を改めることです。
@ 発毛と育毛 〜 hair growth & hair restoration 〜
「発毛」と「育毛」とは異なるものです。簡単にいうと「発毛」とは毛が生えること、「育毛」とは脱毛予防です。
現実問題として、ハゲてしまって(毛乳頭が無くなって)からでは「発毛」はむずかしいといえます。長・中期的視野で「育毛」につとめていくことが、結果的に「発毛」に結びつくのかもしれません。
A 食生活の改善 〜 improvement of eating habits 〜
※まず、水を飲む習慣をつけましょう。サラサラ血液への第一歩です。
ジャンクフードやコ○ビニ弁当に含まれる食品添加物や防腐剤は、活性酸素の過剰発生をまねくおそれがあります。また、肉(特に牛)や加工食品に含まれる油脂分は、血管をつまらせる原因になりかねません。
たまに食べるくらいは良いですが、常食はオススメしません。
とにかく、バランスの良い食生活を心がけることが大事ですが、下記に育毛に良いとされる栄養素を羅列しますので、ご参考に。
1.血液をサラサラにする栄養素
DHA&EPA ・・・・・アジ・サバ・イワシ 等
ナットウキナーゼ・・納豆
食物繊維・・・・・・野菜・キノコ・海藻 等
硫黄化合物・・・・・タマネギ・ネギ 等
ポリフェノール・・・赤ワイン・チョコレート・黒豆 等
クエン酸・・・・・・梅干
2.毛細血管拡張&強化作用のある栄養素
ビタミンE ・・・・・あん肝・魚卵・アーモンド・茶葉 等
ビタミンP ・・・・・柑橘類の薄皮・あんず・さくらんぼ・そば 等
3.活性酸素除去(抗酸化)作用のある栄養素
水素水・・・・・・・悪性の活性酸素のみ除去するパーフェクトドリンク
ビタミンC ・・・・・アセロラ・茶葉・のり・パプリカ 等
ビタミンE ・・・・・あん肝・魚卵・アーモンド・茶葉 等
亜鉛・・・・・・・・小麦胚芽・かき・ビーフジャーキー・パルメザンチーズ・煮干し 等
セレン・・・・・・・あん肝・たらこ・かつお・かれい 等
4.女性ホルモンの働きを助ける栄養素
ビタミンB6 ・・・・にんにく・レバー・まぐろ・かつお・唐辛子 等
ビタミンE ・・・・・あん肝・魚卵・アーモンド・茶葉 等
亜鉛・・・・・・・・小麦胚芽・かき・ビーフジャーキー・パルメザンチーズ・煮干し 等
イソフラボン・・・・大豆
5.髪の毛を作る栄養素
タンパク質・・・・・肉・魚介類・卵・大豆・乳製品 等
以上ですが、「栄養素ばかり並べられても、よくわかんねーよ!」という人のために↓
● 上手な?食生活
脱毛症対策に役立つかもしれない「食べ方」について、数例述べておきます。
1.ラーメンを食べるなら
先に野菜か果物を食べておくと、脂から(多少は)守ってくれるそうです。
野菜ジュース・果汁100%ジュースでも可。
2.焼肉を食べるなら
先にキムチ。にんにく&唐辛子が含まれています。
レバーも忘れずに。
3.コンビニ弁当やレトルト食品を食べるなら
とにかく、意識的に野菜を食べましょう。
4.おやつには
アーモンドチョコ・果物
5.おつまみ
刺身・ビーフジャーキー・チーズ・豆腐
6.乾燥した食べ物
食べ物の栄養素は、乾燥すると含有率が高くなります。
ビーフジャーキーの亜鉛含有率が良い例です。
その他には、かつお節・のり・ドライフルーツ等があげられます。
少量の摂取で栄養をとれるスグレモノです。
7.イタリアンを食べるなら
パプリカを食べましょう。
粉チーズ(パルメザンチーズ)をかけましょう。
魚介類を食べましょう。
8.お酒を飲むなら
赤ワイン・生レモンハイ・生グレープフルーツハイ・焼酎お湯割り梅干入り・クエン酸サワー
以上、それほど「無理!」なフードライフではありません。
B その他生活習慣の改善 〜 improvement of lifestyles 〜
● 睡眠時間
人間の成長ホルモンの分泌は22:00〜2:00の4時間が、一日の中で最も活発になるといわれています。
(↑古い理論ですが、あえてこのまま引用致します)
そのため、この時間を睡眠にあてることは「発毛」にも「育毛」にも重要な要素となります。
● 毛根の脂
あまり神経質になる必要はないと思いますが、一応、「毛根の脂の除去法」について、例をあげて解説します。
VS納豆 納豆の付着した箸を味噌汁につけると、ネバネバが落ちやすくなります。
理由は「双方大豆が原料」だからです。
VSドリアン 手についたドリアンのにおいを落とすには、ドリアンを溶いた水で洗うと良いそうです。
理由は「ドリアン同士」だからです。
毛根の脂も同様に、皮脂でこすれば落ちるという理論が成立します。
が、「皮脂では気持ち悪い」ので、皮脂に非常に近い「ホホバオイル」か「馬油」を少量、頭皮に塗りマッサージすると、やさしく除去できるはずです。
※汚れがひどい場合は、先にお湯ですすぎ洗いをして下さい。
● 洗髪について
シャンプーで大事なことのひとつとしていえるのは、「爪をたてない」ということです。爪をたてると頭皮が傷つき、炎症・かゆみを誘発してしまいます。
また、折角シャンプーするのであれば、しっかり入浴して血液の循環を促進しましょう。
1.商材選び
真剣に育毛を考えるなら、「ノンシリコンシャンプー」です。
※後は「肌に合うか」です。
2.時間帯
22:00に、清潔な状態で眠りに入れるようにシャンプーできたら最高です。最低でも、就寝前に洗うよう心がけましょう。
3.すすぎ
お湯でよくすすぐだけで、汚れの大半を落とせます。すなわち、汚れを落とすのは「シャンプー剤の泡」ではなく、「すすぎのお湯」ということになりますので、シャンプーの泡だて後のすすぎは丁寧に(2分間以上)して下さい。
ちなみに、温度は「ぬるめ」が理想です。
4.洗髪における補足事項
手触りを良くするため、リンスは髪に残るようにできています(だから香りも残るのです)。そのため、地肌に付けば地肌に残り毛穴をふさぎます。「髪の毛」に付け、「地肌」には付かないよう心がけて下さい。
また、ワックスやスプレーは、お湯ですすぐだけで落ちるのが理想です。実際、すすぐだけで落ちる商材は無いかもしれませんが、一回の泡立てで落ちない商材はオススメしません。
● ストレスの対処法
筆者・髪人代表土肥学は、「精神的ストレスではハゲない」と公言しています。
ですが一応、ストレスの対処法を一つ紹介致します。
ストレスをためないために、「イヤなことは忘れろ」とよく言います。けれども、実際に「忘れる」ことは簡単ではありません。では、どうするのか?
「新しい何か」を見つけて下さい。趣味でも何でも。※不健康なことではダメです!
人間の脳は、新しいものを好む性質をもっているそうです。「新しい何か」で「古いイヤなこと」を脳から追い出してしまいましょう。
● 適度な運動と日光浴
有酸素運動をすると新陳代謝が向上し、細胞が生まれ変わりやすくなり、結果発毛しやすくなります。
適度な日光浴も新陳代謝の向上に役立ち、体内時計も調整してくれるため、「昼型人間」になるためにはオススメです。ただし、長時間紫外線を浴び続けることは「活性酸素」を過剰発生させるおそれがあるため、「育毛」には逆効果です。(ほどほどに)